構造 :鉄骨造
間取り :2DK→1LDK
専有面積:40.50㎡
築年数 :34年
所在地 :小田急線 小田急相模原駅 徒歩33分
築34年、鉄骨造の賃貸マンションです。
10年以上にわたりご入居いただいたことで、退去後のリフォームが課題となりました。専有面積の広さもあいまって、原状回復工事が高額になるだけでなく、入居者ニーズの変化への対応も10年以上のブランクがあることから、原状回復だけでは賃料を下げざるを得ない状況でした。
そこで、内装デザインと使い勝手の良い間取り、設備に一新して、逆に賃料を上げるご提案をいたしました。周辺の競合物件と比較して、このタイミングでお部屋をフルリニューアルすることで、将来に向けて安定した賃料収入を見込める物件になると分析しました。
今回は、大幅に手を入れて早期成約が見込めるお部屋作りを目指しました。
DK+和室・洋室の間取りは、賃貸物件でよくみられる間取りですが、家族構成やライフスタイルの変化から暮らしに合いにくい間取りとなりつつあります。また、和室は使い方が分からないという若年層も珍しくありません。
この課題解決に、DKと洋室をつなげてLDKに、和室を洋室にして、人気の1LDKへ変更しました。更に、押し入れだった収納をクローゼットにすることで、お部屋の使い勝手が向上しました。
清潔感を向上するために古さが目立ちやすい水回りを改善し、キッチンセットの交換や温水洗浄便座の新設などを実施しました。
そして、内装はクロス・フロアタイルを白系で統一することで明るさを演出し、1階部分のネガティブな印象を払拭しています。
また、和室がなくなったことで、次のリフォームで畳の表替えなどのコストを圧縮できます。
間取りと色合いを現代風にリフォームして水回りを改善したことで、比較的若い単身層からのニーズも発生し、早期成約につながりました。
小田急相模原店 山崎
長期入居のお部屋は原状回復費用が高くなる一方、ニーズへの対応の遅れから家賃を下げざるを得ないケースが多く、賃貸経営に悪影響を及ぼします。今回のケースでは、2DKの間取りと和室の改善がポイントで、居室全体を広く明るくイメージアップを図りつつ、水回り設備の清潔感と使い勝手向上で早期成約を実現しました。
オリバー賃貸管理部 須藤
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