防水改修工事で雨漏れ防止|建物管理レポート
<目次>
屋根の防水改修のサイクル
鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物の陸屋根は、10~12年のサイクルで防水改修が必要です。
しかし目視できない場所の為、劣化が放置され雨漏れが発生してから対処するケースが見られます。
被害が大きくなる前の防水改修が重要です。
防水工法の種類
1.シート防水
アスファルト・塩ビ・ゴムシート等を貼り防水層を形成する工法です。
平らで屋上に設備等が少ない陸屋根に向きます。
2.塗布防水
液体のウレタンを重ね塗りし、防水膜を形成する工法です。
複雑な形状でも防水膜を形成しやすい点が特長です。
工法の選択
工法の選択は、既存の工法や劣化の進行度合い、陸屋根の形状等から判断し、費用の目安は1平米当り5,000~8,000円と幅があります。
防水工事のポイント
まず既存防水層の劣化診断で防水層の膨れ・剥がれ・水の浸透の有無を確認します。
防水層の劣化は、紫外線等により素材が固くなり温度変化等による躯体の動きに追従ができなくなることで発生します。
劣化が激しい場合は、既存防水層を撤去してから新たに防水工事を行います。