退去者アンケートでテナントリテンション|賃貸管理レポート
<目次>
目次[非表示]
- 1.騒音対策の最新動向
- 2.入居者の生活サイクルを同一に
- 3.啓蒙活動
- 4.お部屋の騒音を抑える対策
- 5.検証
- 6.防音施工・検証のギャラリー
騒音対策の最新動向
オリバーでは管理物件の退去者アンケートを実施しております。これは物件の満足度を計測し、テナントリテンション(退去防止対策)に活かす取り組みです。住み心地については騒音問題が最も多く、住み心地が悪いと答えた方の内25%が挙げています。
オリバーの騒音問題への対応は以下を基本としております。
入居者の生活サイクルを同一に
生活サイクルが違う入居者が混在するほど騒音問題は大きくなる傾向です。
啓蒙活動
被害者と加害者双方と話し合い、迷惑をかける暮らし方を是正する啓蒙活動を行います。
お部屋の騒音を抑える対策
今回、人の足音など躯体の振動により発生する音(個体伝播音)が騒音問題となっている物件で、これを抑える遮音・吸音材を備えたタイルカーペット施工の効果を検証しました。
検証
防音タイルカーペットと下敷き用防音マットを組み合わせて上階の床に設置し、歩いたりロフトの梯子から降りたりペットボトルを落として、真下の部屋でどう聞こえるかを測定しました。
①フローリングのまま
②防音タイルカーペット1枚+防音マット1枚
③防音タイルカーペット1枚+防音マット2枚
ケース1 普通に歩く
①はっきりと足音がする
②低音が和らぐ感じがする
③音自体が小さく感じる
ケース2 中身入り500mlペットボトルを20cmから落とす
①炸裂音がする
②音が少しこもる
③音全体が小さく感じる
施工前は、上階でペットボトルを落とすと、下階では受忍限度を超える平均74.2dB(騒々しい街頭レベル)だったところ、施工後は平均56dB(平均的な事務所レベル)まで騒音レベルが下がりました。オリバーグループの各部門担当者が現地で耳障りな音が減少することを確認でき、建物に手を加える必要もない為費用対効果が高く施工を実施いたしました。
防音施工・検証のギャラリー
■施工前(フローリングの床)
■施工後(防音タイルカーペット1枚+防音マット2枚)
■騒音測定(客観的な数値による測定で効果を検証)