資産価値向上を目指す賃貸経営へ|賃貸管理レポート
<目次>
賃貸経営セミナー開催
オーナーズクラブきずな会主催で「資産価値向上を目指す賃貸経営」と題し、講師にプリンシプル住まい総研所長の上野典行先生をお迎えしてセミナーを開催しました。今回は、その内容の一部をご紹介します。
今期の賃貸繁忙期の傾向
上野先生によると賃貸仲介件数は回復基調で、繁忙期に成約件数が増加した不動産会社は39%、変わらない会社は38%、減少した会社は24%でした。注目は、コロナ禍前の2020年よりも成約件数が増加した会社が7ポイント増えた一方、減少した会社も7ポイント増え二極化している点です。仲介と管理を持つ会社が全国的に好調との分析で、物件の改善と入居者募集の良い循環が生まれることが要因とのことです。
社会的な変化による市場への影響
ここ数年の顕著な変化として在宅時間の増加が挙げられました。コロナ禍を経て価値観と住まい方が変わり、ニューノーマル(新しい標準)に合わせた生活様式にアップデートされているとのことです。そこでインターネット設備があって当たり前の設備になったことなどが示されました。
また、これからのインフレ時代には築年が古い物件も賃料を維持することがポイントとのことです。お部屋選びの基準として築年数を気にしない方が半数以上であるという調査結果に基づき、賃料下落は築年数よりもインターネット無料など人気設備がついていないことが原因との分析です。相模原市の築10年以上の物件は新築に比べ人気設備の導入がされていないことが示され、まだ設備による差別化や住環境改善の余地が多く残っているとのご指摘がありました。
好循環の賃貸経営サポートをご提案
オリバーでは管理部門と仲介店舗が連携し、建物改善・条件改善等総合的な入居促進を行い、オーナー様のご協力を賜り増加へと進んでおります。物件と入居者の属性を分析し、住環境の向上による資産価値向上で賃貸経営の改善をご提案させていただきます。