コロナ禍の繁忙期 新たな取り組みが奏功
<目次>
目次[非表示]
- 1.コロナ禍の賃貸繁忙期報告
- 2.学生は前年並みを維持
- 3.IT重説1160組
- 4.タクシー案内 367組利用
- 5.ネット反響は前年比増
- 6.繁忙期後の賃貸市場動向
コロナ禍の賃貸繁忙期報告
今年の賃貸市場の繁忙期は、賃貸仲介店舗への来店がピークを迎える2月が緊急事態宣言下にあり賃貸需要への影響が懸念されていました。今回は、コロナ禍の繁忙期についてご報告いたします。
学生は前年並みを維持
繁忙期の賃貸需要のメインとなる学生の来店は、新入生が597組(前年比95%)・在校生260組(同122%)となり、学生全体では857組(同102%)と微増となりました(2020年11月~2021年3月)。
尚、首都圏では昨年に比べ平均10%~20%の減少となったと言われています。経済事情の悪化により遠方からの私立大学への進学が減少し新入生の来店が減少する一方、お部屋探しを見送った昨年の新入生等が今年の対面講義再開を受けてお部屋探しを行ったことから在校生の来店が増加したと見られます。
IT重説1160組
弊社では、接客から内見、重要事項説明までオンラインで行える「オンライン案内」をご提供しております。
この実績は、接客が73組、内見が107組、重要事項説明が1160組と増加傾向にあります(2020年10月~2021年3月)。来店の必要がない当サービスはコロナ禍でのお部屋探しにマッチしました。オンライン案内は成約率も79%と高く、お客様にその利便性が浸透している状況です。
タクシー案内 367組利用
来店いただいたお客様には、店頭でお待たせすることなく、また感染リスクを下げる対策としてタクシー案内をご提供しております。
これは、弊社で用意したタクシーでお客様に内見したい物件を見ていただくサービスです。繁忙期中は367組(来店数の9%)にご利用いただき満足度の高いサービスとなっております。
ネット反響は前年比増
コロナ禍で減少が懸念されたお客様を囲い込む為、弊社では反響のメインとなるインターネット対策として、ポータルサイトへの物件広告対策を集中して行う反響センターを設立しました。
その結果、繁忙期中の弊社全体での反響数は6694件(前年比5%増)と増加させることができ、来店数・成約数を昨年比で微減に留めました。
繁忙期後の賃貸市場動向
コロナ禍により変化した賃貸市場が元の状況に戻ることはなく、既にライフスタイルの変化を捉えて対策した物件としなかった物件で入居率に差が広がりつつあります。
その一例として設備需要は、在宅ワークやオンライン講義の普及による高速インターネット設備、宅配業者との非接触の受取りに応える宅配ボックス、外出自粛で在宅時間の増加による各部屋エアコン設置・交換等が差別化に繋がっており、対応をご提案しております。
弊社では、感染状況や社会情勢の変化を迅速に捉え、これらへの対策・対応やご提案を実施しております。これらを通して入居者様の住生活とオーナー様の賃貸経営を支援して参ります。