
路線価上昇中 相続対策の見直しを|賃貸管理
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相模原市・町田市は地価上昇
国税庁が2025年の路線価を公表しました。
主に相続税や贈与税を計算する際の評価基準として用いられる公的な価格です。
全国平均は、住宅需要の高まりや再開発などを背景に、前年比2.7%と4年連続で上昇しました。
相模原市・町田市も堅調な上昇が続いており、特に再開発が進む相模大野は県内2位の大幅な上昇率(16.3%)を記録しました。
相続財産が増えていませんか?
資産価値の上昇は明るいニュースである一方、相続対策を見直すタイミングでもあります。
土地が値上がり続けると相続財産が想定よりも大きくなり、例えば前年比で平均4%ずつ地価が上昇すると5年後には約21.7%も価格が上がる計算で、控除に収まるからと対策を考えていなかった方が他人事ではなくなるケースもあり、ご自身の相続財産を再算定してみましょう。
相続税額が約32%上がるケース
父が亡くなり、母と長男・長女が相続人で、父の財産が自宅の土地6,000万円、母が貯金3,000万円とします。
配偶者控除を活用して母が土地を相続した場合、通常は相続税を0円にできますが、その後母だけが自宅で暮らしていて亡くなると、簡易的な試算で長男・長女には620万円の相続税がかかります。
更に相続開始前5年間で毎年4%ずつ自宅の地価が上昇すると、長男・長女にかかる相続税は200万円増加して820万円となる試算です。
ご家族と資産に応じた手法
相模原市や町田市はここ数年、地価が上昇しているエリアであり、ここに不動産をお持ちのオ
ーナー様は相続対策の見直しをお勧めします。
ご家族と資産の状況に応じて様々な手法がございます。
上記の例なら不動産は母ではなく長男・長女に相続させたり、母に居住権を設定し長男・長女に所有権を相続させるなどが挙げられます。
円満な相続を実現するために、まずはオリバーの相続セミナーやご相談窓口をご活用いただき、ご家族の希望に沿う相続対策のご提案をさせていただきたいと思います。