10年先の将来設計の材料に|資産価値診断
<目次>
人口減少社会では不動産の資産価値診断を
現在、不動産市場は価格の転換点に来ていると言われています。これまでは、円安による輸入建築資材の高騰や外資による不動産投資、低金利による住宅購入や不動産投資へと大量の資金が市場に流れ込み不動産価格は上昇してきました。しかしながら、金利上昇へと舵が切られ不動産市場への資金流入が減少し、また日本の年代別人口で最大の第一次ベビーブーム(1947年~1949年生まれ)である団塊世代が2025年で75歳へと突入し相続発生が増加することが予想され、これにより相続された不動産の売却が拡大することも考えられます。これらにより需給バランスが崩れると不動産価格の下落につながる可能性があります。
将来設計の第一歩は資産の把握から
こうした状況で、オーナー様の資産を守るために、将来設計を立てて市場の変化に備えておく必要があります。また、相続対策の準備の第一歩は、ご所有資産の価値を把握することから始まります。人が長生きのために現在の健康状態を把握する人間ドックを受診するように、ご所有不動産も5年~10年先を考えて資産価値診断を受けていただき、ご家族皆様の将来に向けてご所有資産をどうされるかを計画するための材料にされることをお勧めしております。
不動産コンサルタント 早川